センター通信

暗号で書かれた財産目録

夫が亡くなり、相続手続きの相談でAさんがいらっしゃいました。

Aさんの家は、生前より家計は亡くなられた夫がすべて管理をしていました。夫がどの金融機関とどういう取引があるのか、Aさんは全くわからないままでした。

夫の身の回りを整理していたら、財産目録が書かれたエンディングノートが発見されました。財産目録には、銀行名と金額が書かれていました。

ただ、銀行名が暗号になっていたのです。いくつかの銀行名は、漢字が一文字若しくは二文字で書かれており、地元の人であればすぐ察しのつくものでしたので、すぐに預金の手続きを行うことができました。

しかし、ただ一つカタカナで書かれた銀行名だけが解明できず、しかもその銀行口座が一番多い金額でした。

いくつかの銀行を探ってみても、見つけることができず、本当に存在するかも不明でした。しかしAさんは、生前夫から聞いていた財産状況を考えると、相応の金額の口座がどこかにあるはずだとおっしゃっていました。

三ヶ月後、Aさんの自宅のとなり街周辺で、そのカタカナ表記と同じ看板を発見しました。そのカタカナの意味が英語で、日本語に訳すとAさんの自宅のとなり街にある銀行名を指していると思い、その銀行に問い合わせをし、その預金のある銀行をつきとめることができました。金額も夫が書き残していた金額とほぼ同じで、すぐに手続きをして無事相続をすることができました。

エンディングノートなどで財産目録を残しておくことは、その後の手続きの煩わしさを軽くするうえで、非常に価値があることだと思います。

ただし、誰でもわかるように書いておかなければ残される人が大変だと思いました。

センター通信

2024.03.22
共同相続での取得時効の援用 相続回復請求権消滅前でも有効
2023.11.07
遺言で相続分なしの相続人 遺留分行使時の特別寄与料負担
2023.10.12
居住用の区分所有財産の評価 パブコメ結果を公表、一部訂正
2023.10.02
自宅庭園設備の相続 経済的価値あり財基通で評価
2023.09.08
【MMG公開講演会のご案内】  『10年後の未来のために、経営者は、今、何をするべきか』
2023.06.29
マンション相続税評価見直し 2024年から通達改正へ
2023.06.27
所有権抹消登記等請求における 遺言執行者の原告適格の有無
2023.03.30
直近の重加算税取消事例を公表 一部相続株で―国税不服審判所
2023.02.20
相続税評価の通達改正に向け 第1回有識者会議を開催
2023.01.31
R5年度税制改正資産税(2) 生前贈与の相続加算期間延長等

全てを表示

0120-048-432

お問い合わせ

このページの先頭に戻る

発生する方へ

発生した方へ

不動産収入がある方へ

相続税の基礎知識

相続税について

事務所概要

【さいたま事務所】

さいたま事務所外観

〒330-0854
埼玉県さいたま市大宮区
桜木町4-241-1 荒井ビル5F
TEL: 0120-048-432
FAX: 048-644-1808

【くまがや事務所】

くまがや事務所外観

〒360-0815
埼玉県熊谷市本石1-63
本塚経営ビル
TEL: 048-522-2308
FAX: 048-521-7007

サービス対象地域

埼玉県
熊谷、さいたま、川越、川口、
行田、秩父、所沢、飯能、加須、
本庄、東松山、春日部、狭山、
羽生、鴻巣、深谷、上尾、草加、
越谷、蕨、戸田、入間、鳩ヶ谷、
朝霞、志木、和光、新座、桶川、
久喜、北本、八潮、富士見、
三郷、蓮田、坂戸、幸手、
鶴ヶ島、日高、吉川、ふじみ野

東京都 23区

群馬県
館林、太田、伊勢崎、
高崎、藤岡

栃木県、茨城県、千葉県、
神奈川県

TaxHouse